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2011年04月25日
<No 261>
■「登記簿謄本」と「登記事項証明書」
不動産の取引でよく出てくる
「登記簿謄本」についての話です。
「登記簿謄本」と同様、よく聞く言葉に
「登記事項証明書」というものがありますね。
これら2つの違いは何なのでしょうか。
そもそも、「謄本(とうほん)」とは
原本の内容全部を写した文書であって
公証権限を持つ公務員が
原本と相違ない旨の認証文言を付記したものをいいます。
ですから、「登記簿謄本」とは、役所お墨付きの、
「登記簿」の写しということになります。
では、「登記事項証明書」とは何でしょう。
文書の電算化という時代の流れを受け、
登記事務をコンピュータで処理するようになり
登記所において、登記事項は、
次第に、磁気ディスクに記録されるようになりました。
その内容を用紙に印刷することにより証明したもの、
これが「登記事項証明書」です。
一方、登記事務をコンピュータで処理していない登記所では
登記事項を直接登記用紙に記載しており
その用紙を複写することにより証明したもの
これが「登記簿謄本」ですね。
ですから名称も風貌も異なりますが、
どちらも証明している内容は同じです。
今では、「登記簿謄本」という言葉だけが残り
実際に交付されているもののほとんどは「登記事項証明書」です。
相続関係のお手伝いをしたりして、
古い情報をたどったりすると、
すごく達筆な字で書かれた「登記簿謄本」を
目にすることがあります。
個人的には、こういう書面の方が、
「THE不動産!」っていう感じがします。(笑)
ただ、情報の電算化によって、
謄本の取得が便利になったことは明らかです。
ネットで謄本が取得できるサービスもあります。
公式な文書としては使えませんが、
「登記情報提供サービス」に登録することにより
謄本の内容を確認したり、
画面をプリントアウトしたりすることができます。
また、「登記・供託オンライン申請システム」を利用すると
「登記事項証明書」の原本を、ネットで申請し、
郵送で受け取ることができます。
当然、法務局に出向けば、「登記事項証明書」を
自分で取得することが可能ですが、
つい先日、4月1日より、「1枚当たり700円」になりました。
今までは1000円だったので300円も値下げしたんですね!
この機会に、一度、自宅の「登記事項証明書」を取得して
じっくり見てみるのも面白そうですね!
2011年04月21日
<No 262>
■「アパート」と「マンション」
不動産情報を眺めていると
「アパート」と「マンション」は
違うカテゴリになっていますが
その違いって何なのでしょう。
高級感がある建物が「マンション」で
ちょっと古かったり汚かったりする建物が
「アパート」っていうイメージですかね。
そもそも,英語でいう「mansion」とは
大豪邸とか大邸宅とかっていう意味で
どんなに高級でも共同住宅であれば
「mansion」とは言わず「apartment」ですよね。
じゃあ日本では
「アパート」と「マンション」を
どのように使い分けているのでしょうか。
一般に,鉄筋コンクリート(RC)造,
あるいは,鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造を
「マンション」と呼ぶ例が多いですね。
重量鉄骨造も,概ねマンションでしょうか。
それに対して,木造の建物や,
2〜3階建の軽量鉄骨造を
「アパート」と呼んでいますね。
弊社では,
お客様の印象を裏切らないよう配慮しつつ
このように構造によって区別しております。
ただ,物件の名称については
「コーポ」や「ハイツ」など
「アパート」にも「マンション」にも
両方使われていたりして
明確な区別が無かったりします。
いずれにしても
見た目の印象と
大きくかけ離れている名称は
とても違和感があるので
明確なルールはなくとも
だいたい常識の範囲に
落ち着くということなんですかね。
鉄筋コンクリート造20階建のアパートや
木造2階建のマンションというのは
やっぱり変ですからね。
2011年04月18日
<No 263>
■1R/1K/1DK/1LDKの違い
不動産情報でよく目にする
1R/1K/1DK/1LDKという表記ですが
意外に曖昧な場合が多いですね。
これらのアルファベットの意味は
皆さんもよくご存知のように
R=Room(居室)
K=Kitchen(台所)
D=Dining(食事室)
L=Living(居間)
です。
1R(ワンルーム)は
居室と台所に境界や仕切りがないもの。
1K(ワンケー)は
台所が居室より独立しているもの。
ここまでは理解しやすいのですが、
1DKや1LDKは1Kに比べて何が違うのでしょう?
DKは主に食事をするところ
LDKはくつろぐところということですが
構造的な違いは無いんですね。
ただ食事をするなら(DK)6帖程度は欲しいなあ、
くつろぐには(LDK)10帖程度は欲しいなあ
という感覚で決まっているのですね。
そこで、弊社では、
1K…Kの部分が6帖未満
1DK…DKの部分が6帖以上
1LDK…LDKの部分が10帖以上
と広さを一つの基準にしています。
だから10帖以上のワンルームは
0LDKっていうことですかね!
2011年04月14日
<No 264>
■テレビ
最近ふと思ったことがあります。
そう言えばテレビ見るのって無料だなー!
ドラマだったり、バラエティだったり
有名タレントに多額のギャラを支払っているのに
面白い番組を「タダ」で見せてくれますよね。
なぜかというと、それはスポンサーがいるからで、
番組を見る視聴者がスポンサーの広告を見て
そのスポンサーの商品が売れるという仕組みです。
いつの間にか視聴者は
知らず知らずにスポンサーの「顧客」になっていきます。
何かのきっかけがあれば
その会社の商品を実際に購入するでしょう。
テレビという「メディア」
番組という「コンテンツ」
スポンサーが流す「広告」
の3つの要素がうまくコラボレーションしているんですね。
そこで自分もこの3要素を取り入れてみようかと。
仕事のツールとして何か「メディア」を持ち、
お客様に役に立つ「コンテンツ」を
「タダ」で提供してみてはどうかなと。
そこにさりげなく自分の「広告=提案」を表現したら
自分のファンになってくれますかねー。
でも「コンテンツ」に価値を見い出してくれればの話ですね。
まずは広い知識を付けるために「勉強」しなければと
改めて痛感しました!
2011年04月08日
<No 265>
■免震と制震
最近、耐震関係の話の中でよく出る
「免震」と「制震」について、
意外に知られていないようなので
ちょっと調べてみました。
基本的な考え方として
「免震」とは読んで字の如く
地震力をなるべく免れることを指し、
「制震」という概念は
建物内部に震動を吸収する装置を
組み込むことのようです。
「免震」工事においては、
地盤や床との絶縁を行うため
アイソレーターというものを設置し
地盤の動きに
建物が追随しないようにします。
それに対して「制震」は
建物内部の機構により、
力を減衰させたり
増幅を防いだりすることで
建物の振動を低減させるようです。
日本建築学会では
「制震」という漢字を用いず
正式に「制振」と
漢字を当てているのも
このような理由からのようです。
地「震」を制するのではなく
「振」動を制するという趣旨ですね。
「制震」は「免震」に比べて
コストが安価なこと、
また、建物の揺れを抑え、
構造体の損傷が軽減されるため
繰り返しの地震に
有効であるというメリットから
大規模建築物で
次第に採用されはじめましたが
近年、戸建住宅への効果も検証され
採用例が急増しているようです。
いずれにしても、
建物の耐震対策は
今後クローズアップされていく
話題の一つになりそうですね。