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2014年06月09日
<No 221>
■日本橋の変化
かつて江戸幕府によって東海道・甲州街道・奥州街道・日光街道・中山道の五街道が制定されましたが、その起点となったのが日本橋です。数多くのヒトやモノが集まり、多様な文化が形成されました。日本橋と聞くと古風な響きがありますが、それだけ歴史がある街です。
現在、三井不動産株式会社による「日本橋再生計画」という計画が進んでおります。官民地元一体となって「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに、歴史的建造物や伝統ある老舗と、商業ビル・開発街区・船着き場など街に生まれる新たな魅力を融合させる取り組みです。「COREDO 日本橋」「COREDO 室町」のような多目的施設がある一方で、自然環境も大切にするという面白いプランだと感じます。
今後、より老若男女が集まる場所として日本橋は発展していきそうです。
2014年06月03日
<No 222>
■「宅地建物取引士」への呼称変更
衆議院国土交通委員会は先月30日に、「宅地建物取引主任者」を「宅地建物取引士」とすることを盛り込んだ「宅地建物取引業法」改正案について審議、賛成多数で法案を可決しました。数年前から呼称変更の動きはあったのですが、この時期に動きが大きくなりました。
なぜ、こんな動きが出てきたのでしょうか?
現在の日本は少子高齢社会であり、特に都心部に住んでいる人たちの割合が多くなっています。そのため、新築住宅をこれ以上造ることが難しく、不動産業界は今後中古住宅を取引していくことが多くなると見られています。そうした事から、より信頼性のある専門家の必要性が高まってきました。
現在の「宅地建物取引主任者」ですと、不動産業者の一社員という立場ではどうしても企業の利益追求に傾倒してしまうため、消費者目線の公平性という部分も踏まえて主任者から取引士に格上げして、更に義務や責任を強化しようというのが狙いです。
こうした趣旨を考えると、より身が引き締まります。この動きには今後も注目していきたいです。
※写真はマーシャルのブログ 様
(http://ameblo.jp/hananonigiwai/entry-11826284094.html)から拝借
2014年05月26日
<No 223>
■家への拘り
住宅メーカー9社で共同運営している、「イエノミカタ」が最近「注文住宅建築の依頼先検討に関する家族のコミュニケーション調査」というアンケートを実施しました。これは「夫と妻の意識の違い」「家づくりにおける意見調整」など、家への考え方を調査したものです。
例えば、「住宅の建築を思い立ったのは夫?妻?」という問いに、夫は58%で妻は28%となっています。また、「夫と妻、家づくりへのこだわりの差は?」というものには、夫は耐震性・耐久性の高さなどハード面を重視し、妻は家事・収納のしやすさなどソフト面を重要としている、という興味深い回答が得られています。さらに「家づくり検討中に開いた家族会議の頻度は?」という問いには「1週間2回以上」が46%となっていたり、他にも面白い結果が出ています。
家に対する意識は人それぞれですが、いざ建てるとなると誰もが真剣に悩んでしまいますね。私も、もし建てるのであれば、どのような家が良いか一度考えてみたいと思います。
2014年05月20日
<No 224>
■住みたい街ランキング
先日発表された、リクルート住まいカンパニーの「2014年 みんなが選んだ住みたい街ランキング関東版」。
1位は吉祥寺、2位は恵比寿とこれらは常連ですが、3位に池袋が上昇しました。池袋はここ数年で人口が増加し、募集賃料もアップしています。
ランクアップした理由としては、デパートや書店、コスメやファッション店が多いことから、女性からの支持が高まったことにあるそうです。また、最近では豊島区が文化事業にも盛んに力を入れて、「地味」なイメージを払しょくしつつあります。また、昨年から東京メトロの副都心線が西武線・東急線と乗り入れになったことで、横浜や埼玉にアクセスしやすい状況ができたのも一因とのこと。
今後オリンピックなどもあることから、さらにランキングが変動していきそうですね。
2014年05月14日
<No 225>
■富岡製糸場と絹産業遺産群
先日「富岡製糸場と絹産業遺産群」が、世界遺産に今年6月登録されることが決まりました。
富岡製糸場は、1872年に明治政府が近代化達成のため、設置した器械製糸場です。富岡は養蚕が盛んで、生糸の原料となる繭が多く確保できたこと等、立地条件が良かったそうです。当時は世界中で生糸が求められていたため、質の高い生糸を大量生産していました。
また、絹産業遺産群とは、通風重視の養蚕法を開発した伊勢崎市の田島弥平旧宅、換気と温度調整を調和させた養蚕法を確立した藤岡市の高山社跡、岩の隙間から吹く冷気を利用した蚕の卵の貯蔵施設である下井田町の荒船風穴の3ヶ所になります。
富岡製糸場は1987年に閉鎖されて以降も、内装や外観含めて大切に保管されていました。その後、2003年頃から世界遺産登録の動きがあり、今年の吉報に繋がったのです。
写真は、群馬県 企画部 世界遺産推進課 様より
(URL参照 http://worldheritage.pref.gunma.jp/ja/)